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実は怖い給食事故〜キャリアアップ研修「食育・アレルギー対応」改正の背景〜

  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

保育園では毎日「給食の時間」があります。

子どもたちが楽しみにしている時間ですよね。

でも実は、この給食の時間には命に関わる事故のリスクがあります。


今回は、

  • なぜ食育・アレルギー対応の研修が改正されたのか

  • 保育現場で何を大切にすべきなのか

についてお話します。



保育園で起きる事故ランキング


保育施設では、さまざまな事故が起こります。

よくある事故は次のようなものです。

保育園で多い事故

  • 転倒事故

  • 遊具による事故

  • 給食事故

  • アレルギー事故

この中でも、命に関わる事故になりやすいのが給食事故です。



給食事故は主に3つある


給食事故は主に次の3つです。

① 誤嚥(ごえん)


食べ物が気管に入ってしまうこと


  • ぶどうを丸飲み

  • りんごが喉に入る


ミニ解説

誤嚥(ごえん)本来は食道に入る食べ物が、間違って気管に入ること。



② 窒息(ちっそく)


食べ物が詰まって呼吸ができなくなること


  • パンを詰め込みすぎる

  • おでんのうずら卵


ミニ解説

気道(きどう)空気が肺に入る通り道。



③ 誤食(ごしょく)


本来食べてはいけないものを食べてしまうこと


  • アレルギー食品

  • 異物



実際に起きた痛ましい事故


給食事故は実際に起きています。


1歳児のりんご誤嚥事故(東京)


給食でりんごを食べていた子どもが誤嚥し、救急搬送されたものの亡くなりました。

小さな子どもは、

  • 噛む力が弱い

  • 飲み込む力が弱い

ため、食材の大きさや食べ方がとても重要になります。


うずら卵による窒息事故(福岡)


小学校1年生の子どもが給食のおでんに入っていたうずら卵を喉に詰まらせ亡くなりました。


丸い食べ物は

  • 喉に詰まりやすい

  • 空気の通り道をふさぎやすい

という危険があります。



アレルギー事故も命に関わる


もう一つ大きな事故が食物アレルギーです。

例えば、

卵アレルギーの子どもが卵を食べてしまうと

アナフィラキシーショック

という命に関わる症状が起こることがあります。


ミニ解説

アナフィラキシーショック強いアレルギー反応で、呼吸困難や血圧低下が起きる危険な状態。



なぜキャリアアップ研修が改正されたのか


こうした事故を防ぐため、国は

新しいガイドライン

を作りました。

新しいガイドライン

児童福祉施設等における食事の提供ガイド

この内容が保育士キャリアアップ研修「食育・アレルギー対応」にも反映されることになりました。



大きく変わった考え方


「食事は栄養」から「食事は保育」へ


これまでの考え方は

食事=栄養摂取

でした。


つまり

  • 好き嫌いせず食べる

  • 出されたものは食べる

という考え方です。


しかし今は考え方が変わりました。


食事は保育の時間

と整理されています。



給食は「小さな社会」


給食の時間には、たくさんの学びがあります。


例えば

  • 友達と一緒に食べる

  • 順番を待つ

  • 「いただきます」「ありがとう」を言う


つまり給食は

社会を学ぶ時間

でもあるのです。



これからの保育者の役割


ここもとても大事なポイントです。

これまでの保育者は

「食べさせる人」

という役割でした。


しかしこれからは違います。

子どもの「食べる力」を育てる人

です。



無理に食べさせるのではなく


例えば

  • 食べてみたい

  • おいしい

  • 楽しい

そう思える経験を作ること。


これが

食育

です。


ミニ解説

食育(しょくいく)食べることを通して、健康や社会性を学ぶこと。



今日のまとめ


今回のポイントは3つです。


① 新しい食事提供ガイドラインが作られた

② 食事は「保育の時間」と整理された

③ アレルギー事故を防ぐことが重要



最後に


給食は

毎日ある保育です。

だからこそ、とても大切です。

子どもたちが

「食べるって楽しい」

そう思える経験を、

私たち保育者が作っていきたいですね。

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