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研修は、講師が作るものではない。受講者と一緒に作るもの― 研修を終えて感じたこと ―

  • 執筆者の写真: 人財育成部 すずらんチャイルドケア
    人財育成部 すずらんチャイルドケア
  • 2 分前
  • 読了時間: 3分

2026年2月。食育・アレルギー対応(DⅠ)のZoom研修を終えました。

正直に言うと――「とても良い研修だった」と心から思える回でした。

なぜ、そう感じたのか。今日はその理由を、保育者の皆さんと共有したいと思います。



■ 「食べさせなきゃ」は本当に正しい?


今回の研修の最後、グループワークでこんな声が出ました。


「自分の固定観念に気づいた」

とても大きな学びでした。


多くの保育者は、「子どもは食べさせなければいけない」と思っています。


  • 栄養のため

  • マナーのため

  • 集団生活のため


どれも大切です。間違いではありません。

でも、保育所保育指針にはこう書かれています。


一人ひとりの生活リズムを大切にする子どもの思いや願いを受け止める

ミニ解説:生活リズムとは?

子どもが「今は食べたい」「今は眠い」と感じる体のリズムのこと。


つまり、

「全員同じ時間に、必ず完食すること」がゴールではない。


子どもの気持ちを受け止める視点も必要だということです。


この“当たり前”に疑問を持てたこと。それが今回の研修の一番の価値でした。



■ なぜ、今回の研修は深まったのか?



実は、同じ内容の研修でも、ここまで深まらないこともあります。


違いは何か?


それは――受講者の姿勢でした。


今回の受講者の皆さんは、


  • オンデマンド講義をしっかり視聴していた

  • レポートの内容が具体的だった

  • 真剣に「自分ごと」として考えていた


講師のゴンさんも、

「ここまでよく学んでいる受講者は久しぶりです」

と話していました。



■ 研修の主役は、講師ではない


ここで気づいたことがあります。


研修は、講師が作るものではない。受講者と一緒に作るものです。


Zoom研修は“生もの”。


その場の空気、発言、問いかけで、内容の深さがどんどん変わります。


そして、その深さを決めるのは――受講者の主体性です。


ミニ解説:主体性とは?

「言われたからやる」ではなく、

「自分で学ぼうとする気持ち」のこと。



これは保育と同じです。

先生が主役ではなく、子どもが主役。


研修も同じ。講師が主役ではなく、受講者が主役なのです。



■ 予習が、学びの濃さを決める


今回あらためて感じたのは、

予習の量と質が、リアル研修の濃度を決める

ということ。


オンデマンドをしっかり見ている人は、


  • 質問が具体的

  • 気づきが深い

  • 他者の話を受け止める力がある


だからZoomの時間が、「確認の時間」ではなく「思考が広がる時間」になります。



■ 「仕方なく受ける研修」にしない



私たち運営側が大切にしなければいけないこと。


それは、


  • 受けなきゃいけないから受ける

  • とりあえず修了証がほしい


そんな研修にしないこと。



学びは、強制では深まりません。


どうやったら「学びたい」と思えるか。

どうやったら「現場に持ち帰りたい」と思えるか。


そこを設計するのが、私たちの仕事だと感じました。



■ 最後に


今回の食育・アレルギー対応研修で見えたこと。


✔ 固定観念に気づくことが、本当の学び

✔ 主体的な受講が、研修の質を上げる

✔ 予習が、学びを深くする

✔ 研修も保育も、「主役」は学ぶ側


学びは、講師が与えるものではありません。


受講者が、自分でつかみにいくもの。


そして、その環境をつくるのが、私たちの役割です。


2026年度も、「学びが本気になる研修」を増やしていきたいと思います。



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