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まとめ登録はお済みですか|こども性暴力防止法の期限が8月25日に延長されました

  • 2 日前
  • 読了時間: 12分

更新日:1 日前

まずは解説動画をご覧ください(約15分)


▲ まとめ登録とは何か、園は何をすればよいのかを15分で解説


こども性暴力防止法の制度アップデート編・第1回です。

先日、ある手続きの期限が8月25日(火)までに延長されました。今日はここを解説します。


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「まとめ登録」という言葉、聞いたことはありますか

質問から始めさせてください。「まとめ登録」。 この言葉、聞いたことがありますでしょうか。

「何それ」と思われた方。それで大丈夫です。おかしなことでは全くございません。

理由があります。この手続きは、園に直接ではなく、都道府県や市町村を通じて案内が来ているんですね。だから届き方に差が出ています。

実はこのまとめ登録には期限がありまして、8月25日(火)までなんです。

……とはいえ、この記事を読んで「えっ」と焦らないでください。今日お伝えしたいのは、**期限そのものよりも「では何をすればいいのか」**ということです。

順番はこうします。


  1. まず、これが何の手続きなのかを説明します

  2. 次に、園として具体的に何をするのかをお話しします

  3. その上で、期限と今日できる確認の手順をお伝えします


15分ほどで読める分量です。読み終わったときに、まず電話を1本かければ確認が終わるという状態でお返ししたいと思います。




これは何の手続きなのか

ここから丁寧に行きますね。

まず、2026年12月25日にこども性暴力防止法が施行されます。

施行されると、園は職員を採用するときに、その方に性犯罪の前科がないかを確認しなければなりません。これが犯罪事実確認というものですね。

ではどうやって確認するのか。これは市役所の窓口に行くわけではありません。国が用意する専用のシステムを使います。

名前はこまもろうシステム 正式には「こども性暴力防止法関連システム」という名前です。こまもろうというのはこの制度の公式キャラクターの名前で、ふくろうがモチーフになっている形ですね。

ここで、当たり前ですが大事なことがございます。このシステムを使うには、園のアカウントが必要になるんですね。つまりIDとパスワードです。ネット銀行やネットショッピングと同じですね。まず登録しないと、ログインがそもそもできません。

そして12月25日が施行日ということは、その日から義務化が始まるんですね。ということは、12月25日にはもうアカウントがある状態でなければいけないんです。

12月25日になってからアカウントを作り始めたら、これ、間に合いませんよね。

だから国は、施行より前に全国の園のアカウントをまとめて作っておくことにしました。その、まとめて作るための下準備が、冒頭お話ししたまとめ登録というものです。




鍵屋さんの例え|名簿を出すのが園の仕事

例え話を1つご紹介します。

新しい園舎ができて、職員全員分の鍵を作るとします。開園日の当日にみんなで鍵屋さんに並んで1本ずつ作っていたら、その日は誰も園に入れませんよね。

だから開園前に、事務の方が職員の名簿を作って鍵屋さんにまとめて出しておく。鍵屋さんは前もって全員分を作っておいて、開園日には全員が鍵を持っている。

まとめ登録というのは、この名簿を出す作業なんです。

鍵を作るのは国。名簿を出すのは園です。




4つのステップ|園がやるのは①と②だけ

流れは4つのステップです。



ステップ

誰が

何を

まとめ登録様式(Excel)に施設の情報を入力する

それを所轄庁(都道府県または市町村)に提出する

所轄庁

管内の園の分を取りまとめて、こども家庭庁に出す

こども家庭庁

システムに一括登録して、各園のアカウントを発行する


園がやるのは①と②だけです。

様式に入力して所轄庁に出す。これだけです。 システムを触る作業も、アカウントを自分で作る作業もございません。




「様式に入力して出す」を具体的に

では、その「様式に入力して出す」をもう少し具体的にお話しします。


① 様式を手に入れる

これは皆様の自治体のホームページに載っていると思います。あるいは、すでに所轄庁からメールや文書で届いているはずです。Excelのファイルかなと思います。

ここで1つ注意がございます。様式は施設の種別ごとに分かれています。 認可保育所用、認定こども園用、児童発達支援用といった具合です。ご自分の施設に該当する様式を選んでください。


② 入力する

中身は、施設の名前、所在地、設置者である法人の情報、担当者の連絡先など。そんなに難しいものを入力するものではありません。 つまり園の基本情報ですね。

監査のときに出す書類のほうが、はるかに大変だと思います。

ただ、自治体によっては入力の注意点が違う場合がありますので、様式と一緒に配られるマニュアルは1度だけ目を通しておいてください。

そしてここでGビズIDというものが出てきます。これは法人が国の行政サービスを使うための共通のIDです。デジタル庁が発行しています。

まとめ登録の様式には、このGビズIDを書く欄があります。 ですので、まだ取得されていない園は、まずここからですね。


③ 提出する

出来上がったら提出します。多くの自治体では電子申請のフォームから提出する形になっています。メールで受け付けている自治体もございます。ここはお住まいの自治体の案内に従ってください。

ファイル名の付け方まで指定されている場合もありますので、そこも確認しておいてください。

そしてこれは知っておくと楽になる話ですが、複数の園を運営されている法人は、法人単位でまとめて出せる自治体もございます。

ただし、事業の種類によって提出先の担当課が違う場合がございます。 認定こども園と児童発達支援では出す先が別、というケースですね。




ここが今日いちばん大事|8月25日は園の締め切りではありません

ここで期限のお話をします。

こども家庭庁への提出期限は8月25日(火)です。 7月29日に国から通知が出て、もともと7月末だった期限が延長されました。

ただ、ここが大事なところなんですが——

この8月25日は、所轄庁がこども家庭庁に出す期限です。園が出す期限ではありません。

矢印が2本あると考えてください。


矢印

期限

上:園 → 所轄庁

自治体ごとに違う。8月25日より前

下:所轄庁 → こども家庭庁

8月25日(火)


8月25日は、下の矢印の期限ということですね。

所轄庁は、管轄内の園から様式を回収して、内容を確認して、取りまとめる作業をします。その時間が必要なんですね。 だから園から所轄庁への締め切りは、8月25日よりも前に設定されています。

運動会の集合写真を思い浮かべてください。「9時に撮影します」と言われたら、9時に園を出るのでは間に合いませんよね。 8時半には園を出ないといけません。それと同じことです。

そしてその日付は自治体ごとに違います。 国が決めているのではなく、皆さんの都道府県や市町村が決めています。

ですから、「うちの締め切りはいつなのか」。これを確かめることが、今日いちばんやっていただきたいことでございます。




なぜ期限があるのか

一言だけ触れておきます。

国の通知には、期限に遅れるとアカウント登録が施行までに間に合わず、その状態で新しい職員を採用して確認をしないまま子どもと接する業務につかせると、義務違反になり得ると書かれています。

これは脅すために申し上げているのではございません。なぜ日付が決まっているのか、その理由です。

まあ、裏を返せば、様式を出しておけばこの心配はなくなります。 それだけの話なんです。




今日できる確認の手順|3つ

3つ、順番に行きましょう。


ステップ1|検索してみてください

「(都道府県名) こども性暴力防止法 まとめ登録」

この2つを並べて検索するだけです。たとえば「神奈川県 こども性暴力防止法 まとめ登録」。

ほとんどの自治体が専用のページを作っております。 様式も、提出先も、締め切りも、そこに書いてあります。


ステップ2|所轄庁に電話してください

ページが見つからない、締め切りが分からない。そういうときは所轄庁に電話してください。

認可保育所であれば、認可を出してくれている役所の保育担当課です。市が認可していれば市役所、県が認可していれば県庁です。

かける言葉はこれだけで足ります。


こども性暴力防止法のまとめ登録について伺いたいんですが、うちの園の提出は済んでいますでしょうか。まだであれば、締め切りと提出方法を教えていただけますか。

これで話が通ります。


ステップ3|GビズIDのプライムを確認してください

プライムというのは、法人の代表者が申請する、いちばん権限の強いGビズIDです。印鑑証明書が必要で、発行までに時間がかかります。 まだの園は、これを並行して進めてください。

そして——いちばん多いのは、実はすでに事務の方が出してくれていたというケースです。 園長先生が知らないだけで、ということは普通によくあります。

まずは園の中で「出したっけ」と聞いてみてください。 それで終わることも、結構あると思います。




対象を確認しておきます|「うちは学校じゃないから」は危険です

このまとめ登録が必要なのは義務対象事業者。法律用語で**「学校設置者等」**と言います。

学校と書いてありますが、保育所も入ります。名前で判断しないでください。

「うちは学校じゃないから関係ない」と思ってしまうのが、いちばん危ない勘違いです。


義務対象(まとめ登録が必要)

認定対象(今回は対象外)

認可保育所

認可外保育施設

認定こども園


小規模保育・事業所内保育・家庭的保育(家庭的保育事業等)


児童養護施設・乳児院などの児童福祉施設


児童発達支援・放課後等デイサービス



認可外保育施設は認定対象です。認定を受けてから制度の対象になりますので、今回のまとめ登録の対象ではございません。




複数園を運営されている法人の方へ

ここは注意していただきたいのですが、園ごとに担当の方がいらっしゃると、漏れが起こりやすいんですね。

それぞれの園は「本部がやってくれている」と思い、本部は「各園で出している」と思っている。

そういうことがありますので、1度、法人全体で突き合わせをしてみてください。




今日のまとめ

1つ。 まとめ登録とは、12月25日にシステムのアカウントがある状態にするための下準備です。

2つ。 園がやることは、様式に入力して所轄庁に出す。この2つだけです。

3つ。 こども家庭庁への期限は8月25日(火)。園から所轄庁への締め切りはそれより前で、自治体ごとに違います。

4つ。 今日やることは3つ。検索する。分からなければ電話する。GビズIDのプライムを確認する。




ここまでが「知る」です

ただ、正直に申し上げます。

「ではうちの園は、12月までに何をどの順で準備すればいいのか」——これは動画や記事ではお答えできません。

園の職員構成や体制によって、まったく変わるからです。0歳から2歳だけの小規模園と、定員120名の認可保育所で、同じ段取りになるはずがないですよね。

ここで私が「こうすれば大丈夫です」と断定するのは、かえって危ういと思っています。


参加された方が「意外にやることがある」とおっしゃる部分

セミナーに参加された方から、よくこう言われます。「意外にやることがありますね」と。

いちばん時間がかかりそうなのが、園の中でのルール作りです。

こども性暴力が起こりやすいと言われる閉鎖性・継続性・支配性。この3つの条件が重なる場面について、園の中でルールを決めていく必要があるんですね。

信号で例えると、赤・黄・青の仕分けです。これは赤でダメ。これは青でいい。これは条件付きで黄色、条件を満たせばやってもいい——こういったところを園の中で決めておいて、それを服務規程にしっかり落とす。

そして最終的には就業規則の変更になりますので、社労士さんに手を入れていただくことにはなります。ただ、その前に園ごとに中身を決めておく必要があるんです。

社労士さんに丸投げになってしまって、こども家庭庁の文書をそのまま丸写しにすると——これ、もともとガイドライン等に書いてある内容ですから、「園ごとに就業規則の見直しを行ってください」という求めには当たりません。

ですので、園内研修を早めに設定して意見をまとめておかないと、そもそも就業規則の変更がなかなかしづらいんですね。

「早めに準備しないといけないですね」というお声を、参加された方からよくいただきます。




こども性暴力防止法 実務対応セミナー(3時間・オンライン)

対応シートに書き込みながら、うちの園版の段取りを一緒に作る時間です。

言葉の整理をした上で、何を求められていて、それがいつまでなのか。園としていつから準備を始めると、どういう工程があって、どのくらいの準備期間が必要なのか。 そこまで全てお話しします。

ライブのセミナーでは、最新情報もすべて踏まえながらご説明します。


今後の日程

開催日

曜日

8月18日

火曜日

9月15日

火曜日

10月14日

水曜日

11月13日

金曜日

12月3日

木曜日


当初は9月までの予定でしたが、ご要望をいただき、10月・11月・12月も開催することにしました。

この時間に間に合わない方は、アーカイブでのご受講もご用意しています。


こども性暴力防止法 実務対応セミナー



園内研修用|こども性暴力防止法 従事者研修(保育所版・オンデマンド)

こども家庭庁がYouTubeで公開されている研修動画は、非常に素晴らしい内容です。 私も拝見して、分かりやすいなと思いました。


ただ一方で、対象が0歳から18歳までという大枠になっています。ですので保育所の方がご覧になると、「言葉が使えない、字も読めないこどもに面談をする」といった場面で、少しずれを感じられるところがあるかと思います。


私もその問題点が気になっていたので、保育所版として作り直させていただきました。

従事者研修を独自に実施する独自性は認められていますが、研修の中で必ず伝えなければならない必要事項があります。それらをすべてクリアした上で、演習も保育所版で作らせていただいております。


園内研修としてオンデマンドで設定していただき、こどもに携わるすべての職員の方が、好きな時間にご自身で視聴できる形です。視聴を終えた方と園内研修を行えるような構成にしております。

ご関心のある方は、実務セミナーにお越しいただいてご相談いただければと思います。


こども性暴力防止法 実務対応セミナー




このチャンネルについて

国の資料は本当に頻繁に更新されます。 見落としを防ぐために、よろしければチャンネル登録をしておいてください。12月25日の施行まで、最新の情報を随時お届けしてまいります。


お問い合わせ

特定非営利活動法人 すずらんチャイルドケア 人財育成部 部長 太田 宏彰

〒250-0862 神奈川県小田原市成田475-17 ゼフィールU201

TEL 0465-87-7649



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